東京美術館とアートイベント情報

東京にある美術館の最新情報やお得な利用法をご紹介。また、アートイベントやニュース、オークション開催情報など、美術関連のニュースを幅広く発信いたします。

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・美術館にタダor安く入る方法?

 美術館・博物館にタダで入れるとしたら最高でしょう。しかし、ある条件を持った人はタダで入れるかもしれません。それは、「高齢者」と「児童」です。

「何だ」と思われるかもしれませんが、自分がそうでなくとも、親類・知り合いに「高齢者」や「児童」がいないわけではないでしょう。そういった人と一緒に行く、あるいは情報を教えてあげるだけでもお得かもしれません。美術館・博物館のホームページで「ご利用案内」などを見ると、案外無料での入館について書かれているものです。よく利用される美術館があれば、一度確認しておかれると良いでしょう。

 いま書いた方法以外に、実は普通の方でも無料入館できる場合もあります。つまり「無料入館日」を利用する方法。例えば東京・竹橋の国立近代美術館では、毎月第1日曜日・所蔵作品展のみですが、誰でも無料で観覧する事ができます。無料観覧日のある美術館はそう多くありませんが、ネット上からお目当ての美術館を調べてみると思わぬお得情報が見つかるかもしれません。

 さて、美術館にしてもデパートにしても、会期のある美術展覧会のチケットは結構高かったりします。事前に配布されている割引券を利用する方法もありますが、手元になければどうしようもありません。しかしもう1つ「ちょっとだけ」割引で入れるかもしれない方法があるのをご存じでしょうか? それは、窓口でチケットを買うのではなく、プレイガイドでチケット買うという方法です。

 プレイガイドでは、展覧会のチケットを前売りしていて少し安く買うことができますが、展覧会期間中もそのままの前売り価格で売られているケースがごくたまにあります。全ての展覧会で目的のチケットを買えるわけではありませんが、プレイガイドでの取り扱いを確認できるようなら、ちょっとだけ安くチケットが買えることでしょう。

、もう1つ。これは広く知られていますが、ネット上で配布されている「割引券」を利用する方法があります。割引券というと、「××展」といったイベント時のものを想像しますが、常設展の入館料を割引してくれる場合もあるのでチェックしたいところ。美術館以外に、情報サイトが割引券を発行している場合もあるので要注意です。

 美術館にお出かけの際は、「お目当ての美術・博物館名+割引」で検索してみて下さい。100円程度の割引が多いようですが、中にはグッズをくれるところもあるようなので利用価値はありそうです。

・国立新美術館の入場者総数が200万人超え

 2007年8月末・六本木にある国立新美術館で、開館以来の入場者数が200万人を突破しました。東京の新たな観光名所となり地方からの来場者が多かったことに加え、「ポンピドー・センター展」や「モネ展」など、幅広い層に興味を持たれる大型美術展の開催も大きかったようです。

 国立新美術館、入場者数が200万人突破

今年1月、港区・六本木に開館した「国立新美術館」(六本木7)が多くの入場者を集めている。

 これまでに「20世紀美術探検-アーティストたちの三つの冒険物語-」(89,475人)、「文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』」(52,093人)、「黒川紀章展」(166,793人)、「異邦人たちのパリ1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」(315,266 人)、「大回顧展モネ-印象派の巨匠、その遺産」(704,420人)、「スキン+ボーンズ―1980年代以降の建築とファッション」(60,056人、カッコ内は入場者数)などの企画展が開催され、現在は「日展100年」(9月3日まで)が開催中。予想年間入場者数は150万人で、5月11日には公募展も含めた展覧会の入場者数が延べ100万人、8月24日には延べ200万人を記録。モネ展が入場者数を牽引した形となった。

 同館は建築家の黒川紀章さんが設計を担当し、波打つガラスの壁面が特徴。館内には「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」などのレストランや、ミュージアムショップ「スーベニア フロム トーキョー」など美術以外にも楽しむことができる施設を設ける。

 人気の理由について同館広報担当者は「六本木アート・トライアングルなどで、六本木の集客力が上がっている」ことなどを理由に挙げている。

 9月5日からは、アート・ドキュメンタリスト、安齊重男さんの個展「安齊重男の『私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)』 1970-2006」が開催される。10月22日まで。

六本木経済新聞 2007/08/31 より

・上野公園 穴場のアートスポット

 上野公園は、国立西洋美術館や東京国立博物館、上野の森博物館などが点在するアートスポットですが、見忘れてはならないのが「上野東照宮」でしょう。上野公園で五重の塔を遠くから眺める事はあっても、その近くまで行かれた方は案外少ないかもしれません。

 徳川家康公並びに吉宗公、慶喜公を祀る上野東照宮は、本殿の拝観や春・冬の「ぼたん苑」、桜見物など見所も多数。本殿の拝観、ぼたん苑とも入場料は掛かりますが、勿論参拝は無料ですし平日は空いていますので、足を運ばれた事のない方にはお薦めしたい観光スポットです。また、時期にも寄りますが参道~不忍池付近に屋台が出ることもあって、その際には賑やかな雰囲気も楽しめます。

上野東照宮 (上野観光連盟ページ内)


 さらに、不忍池を挟んで反対側にあるエリアも隠れたアート巡りのコース。横山大観生前の住まいをそのまま作品の展示場とした横山大観記念館を始め、歴史的な西洋建築物の中に入れる旧岩崎邸弥生美術館・竹久夢二美術館など、根津付近の散策と共に楽しみの多い場所となっています。

 なお、弥生美術館・竹久夢二美術館はホームページに100円のプリントアウト割引券(2名利用可)がありますので、来館の際はご利用下さい。

 上野公園メインの大型美術館・博物館ではなく、不忍池の反対側にあるアート・美術館スポットも忘れずに見学したいところです。

・森美術館で、来年2月にUBSのアートコレクション展

 六本木の森美術館で、スイスの金融機関・USBがコレクションする作品を集めた展覧会が開催されます。

 UBSは、優れた現代美術品を中心にコレクションしていますが、コンテンポラリーアートに強い森美術館のチョイスや展示方法が注目されます。

 森美術館、スイス・UBSのアートコレクション展-来年2月

 森美術館は9月6日、来年2月から開催する美術展の概要を発表した。

 展覧会名は「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」。会期は2008年2月2日~4月6日。スイスに拠点を置く世界的金融機関・UBSのアートコレクションから選んだ絵画、写真、ドローイングなど約160点を紹介する。

 展示は、肖像画から身体性や現代を生きる人々の姿に着目した「ポートレートから身体へ」、1990年代以降の写真作品を主に展示する「造られた世界」、自然風景と人間の関係から月や星などの広がりを描いた作品を主に展示する「ランドスケープから宇宙へ」の3セクションで構成。

 UBSアートコレクションはこれまで、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロンドンのテート・モダンなどで紹介されており、同展はシドニーのニューサウスウエールズ州立美術館と、メルボルンのナショナル・ギャラリー・オブ・ヴィクトリアを巡回する「未完の世界」展をもとに、森美術館向けにアレンジを加えたものとなる。

 出品作家には、荒木経惟、ジャン=ミシェル・バスキア、フランチェスコ・クレメンテ、フィリップ・ガストン、リチャード・ハミルトン、ロイ・リキテンスタイン、森村泰昌、ゲルハルト・リヒター、トーマス・ルフ、シンディ・シャーマン、杉本博司、アンディ・ウォーホル、アンドレアス・グルスキー、宮本隆司、ジュリアン・オピー、トーマス・シュトゥルート、ジョナサン・ボロフスキー、トニー・クラッグ、オラファー・エリアソン、畠山直哉、デミアン・ハースト、エルズワース・ケリー、ブライス・マーデン(敬称略、一部)など、著名な作家を予定する。

 開催時間は10時~22時(火曜は17時まで、入館は閉館時間の30分前まで)。入館料は一般1,500円ほか。

六本木経済新聞 2007/09/06 より

・東京都美術館でフィラデルフィア美術館展館

 ・東京都美術館 フィラデルフィア美術館展館

 現在、京都市美術館で開催中の「フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術」が、10/10から東京都美術館での開催となります。

 ルノワール、ドガ、マネと言った印象派の巨匠から、ピカソ、カンディンスキー、シャガール、ミロ、マグリットといった近代の大画家による作品まで、77点の名画を展示予定。また、アンドリュー・ワイエスといったアメリカの巨匠による作品ももちろん展示されます。

 なお、10/17、11/21、12/19の各水曜日は、「シルバーデー」として65歳以上の方は入場無料(年齢を証明するものをご持参下さい)。また、10/20・21、11/17・18、12/15・16の各土日は、「親子ふれあいデー」として、18歳未満のお子様を同伴する保護者(都内在住)は一般料金の半額で入場が可能です。該当される場合は、ご利用下さい。

・フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術

・東京都美術館 東京都台東区上野公園8-35

・会期 2007年10月10日(水)~12月24日(月・休)
※休館日 毎週月曜日(ただし、12月24日は開館)

・入場料(前売) 一般1,500(1,300) 学生1,200(1,000) 高校生700(600) 65歳以上 800(700)

※前売券発売所 みどりの窓口・びゅうプラザ、チケットぴあ(Pコード:前売687-441、当日687-442)、ローソンチケット(Lコード:35500)、イープラス、CNプレイガイド

※前売券は10/9までの発売です。

・国立西洋美術館 ムンク展

 上野・国立西洋美術館では、10月6日からノルウェーの画家・ムンクの展覧会を開催します。人気画家による大規模な展覧会だけにかなりの混雑が予想されますので、平日の午前など、空いている時間の鑑賞がお薦めです。

 また、金曜日は午後8時まで開館しておりますので、お仕事帰りの方や昼間に足を運べない方はご利用下さい。なお、年末の28日から元旦は休館となりますが、年明け早々開館いたしますので、お正月休みにご覧いただくこともできます。

 前売りチケットは国立西洋美術館、プレイガイド、みどりの窓口などで発売されますが、200円ほどお徳になりますので来館のご予定がある方はお買い求め下さい。なお、当日券でもプリントアウト割引により、100円引で入場することができます。

ムンク展の割引券はこちらから

ムンク展

・国立西洋美術館 東京都台東区上野公園7-7

・会期 2007年10月6日(土)~2008年1月6日(日)

・開館時間 午前9時30分~午後5時30分(毎週金曜日は午後8時まで)
※休館日 月曜休館(10月8日、12月24日は開館、10月9日(火)、12月25日(火)は休館)
※年末年始休館 12月28日(金)~1月1日(火)

・入館料(前売) 一般1,400(1,200) 大学生1,000(800) 高校生800(600) 中学生以下無料

※前売券発売所 国立西洋美術館、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、JR東日本・みどりの窓口、各プレイガイド

※ 兵庫県立美術館 2008年1月19日(土)~3月30日(日) 巡回予定

・伊藤若冲の作品が里帰り

 2006年に開催された大型展覧会以降、一躍プームとなった感のある伊藤若冲ですが、香川県金刀比羅宮に「垂柳図」の一部断片が里帰りすることになりました。

 伊藤若冲「垂柳図」 160年ぶり琴平に里帰り

 金刀比羅宮が所蔵する円山応挙、伊藤若冲らの障壁画などを一堂に集めて東京芸大美術館(東京・上野)で開催中の美術巡回展が、10月1日から琴平町の同宮で始まる。若冲が奥書院障壁に描いたとされ、愛媛県内の寺院が保管している「垂柳(すいりゅう)図」の一部断片も約160年ぶりに里帰りし、初公開される。

 垂柳図の存在が明らかになったのは約50年前。奥書院修理の際に壁の中から見つかった「奥書院障子装飾之記」から、若冲が1764年、奥書院上段の間に現存する花丸図とともに、二の間に「山水図」、三の間に「杜若(かきつばた)図」、広間に垂柳図を描いていたことが分かった。

 だが、制作から80年後の1844年、作品の傷みが激しくなったため上段の間以外は岸岱により描き変えられ、垂柳図は境内外へ。垂柳図の全体像は判明していないが、一部とみられる「飛燕図断片」5点は、愛媛県四国中央市の定蓮寺(曽根義泉住職)に伝わり、保管されていることが専門家らの研究で明らかになった。

 31日、琴平町内のホテルで琴陵容世宮司や文化顧問の田窪恭治氏、同志社大の狩野博幸教授(日本美術史)らが会見し、作品の説明などを行った。

 飛燕図断片はいずれも全長15センチほどの翼を広げたツバメの飛ぶ姿を一羽ずつ表現しており、周辺で切り抜かれている。狩野教授は「若冲の作品の中でツバメを描いたものは珍しく、美術的価値は非常に高い。所在の分からない山水図や杜若図の発見にも期待が寄せられる」と話した。

 同宮での巡回展「金刀比羅宮 書院の美」の開催期間は10月1日―12月2日、12月29日―2008年1月31日。期間中、田窪顧問が制作した有田焼の壁画「神椿(かみつばき)」を設置した新茶所や普段は非公開の奥書院、白書院など5会場で、所蔵の文化財300点以上を展示する。

四国新聞社 2007/09/01 より

・好調が続く現代美術を価格込みで展示

 現代美術品の売買が世界的に好調ですが、広島市現代美術館で収蔵作品を「購入価格」とともに展示しようというユニークな試みが行われます。オークションの落札結果やアートフェアでの価格表示など、現代美術品の価格を目にする機会は少なくありませんが、美術館の購入価格をオープンするのは異例。人気・相場・流行といったものが反映されやすいコンテンポラリーアートの世界において、意義のある試みと言えるでしょう。

 フリーキューレター、窪田研二さんによる収蔵作品展「MONEY TALK(マネー・トーク)」が9月2日より、広島市現代美術館((広島市南区比治山公園、TEL 082-264-1121))で始まる。

 同展では、「芸術と経済の問題」という視点から一般的に公開されないその作品の「購入価格」を、作品とともに展示する。「芸術は、アートは、『マネー』との関係なくしては進めない。一瞬たりとも生きながらえない。村上隆」などと書かれた、「書籍から抜粋した」(窪田さん)という著名人らのコメント約60 種類が床や壁などに散りばめられているのも特徴。

 作品点数は、期間中に入れ替えを行うものも含めて約100点。スープ缶をモチーフにした作品アンディ・ウォーホル=「キャンベル・スープ」(300万円)、ヤノベ・ケンジ=「コンタネイティッド・アトムスーツ」(210万円)、高額なものでは、「フィッシュ・パーク」(6,200万円)など、5千万円以上の作品8点も展示する。

 「『価格』という新しい情報を受け手に提示することで、美術作品が社会と深く結びついていることや美術館について改めて考えてもらうきっかけになれば」と窪田さんは話している。

 開催時間は10時〜17時。入場料は、一般=360円、大学生=270円、小中高生=170円。月曜休館。2008年1月29日まで(12月29日~1月3日は休館)。

広島経済新聞 2007/09/01 より


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